
ここ数年で日本の動画広告市場は急速に成長し、企業のデジタル戦略において欠かせない存在となっています。
函館も決して例外ではありません。
しかし、ただ単に動画広告を出すだけではライバルも多く、期待する効果を得るのは難しくなっているのが現状です。
重要なのは、「どこで誰に届けるか」。
AIやビッグデータの進展により、今までのようなエリア・年齢・性別・興味関心でのターゲット設定だけではなく、テレビの視聴データやインターネット上での行動データから、より効果的に広告配信ができるようになりました。
この記事では、最新の動画広告配信と、データを活用したテレビ連携型広告の活用方法について詳しくご紹介します。
目次
今までは動画広告といえばYouTubeやSNSだった

YouTubeは動画広告の先駆け
動画広告と聞いて、まず思い浮かべるのはYouTubeの動画広告という人も多いですよね。
- 圧倒的なユーザー数を誇り、幅広いターゲットにリーチ可能
- TrueView広告やスキップ不可のバンパー広告など、視聴環境に応じた形式を選択できる
- インフルエンサーと連携したプロモーションも可能
インスタやTikTokなどSNSの動画広告も人気
Instagram・Facebook・TikTok・Xの動画広告も広く認知されています。
- ユーザーの興味関心に基づくターゲティングが可能
- スクロール中に自然に表示される「ネイティブ広告」としての効果
- ストーリーズ広告やリール広告など、ショート動画を活用できる
現在も数多くの企業がこれらのプラットフォームを活用し、ターゲット層に向けた広告配信を行っています。
しかし、より高い広告効果を期待できるメディアとして、TVer・ABEMA・DAZNといったストリーミングプラットフォームの動画広告が注目を集めています。
TVer・ABEMA・DAZNの動画広告が注目される4つの理由

TVer・ABEMA・DAZNは、テレビ番組やスポーツ中継、オリジナルコンテンツなど、視聴者が長時間にわたって視聴する傾向が強く、広告の視認性が高いのが特徴です。
①質の高い視聴環境で、広告の視認性が高い
YouTubeやSNSでは、ユーザーが短時間で大量のコンテンツを流し見する傾向が強く、広告もスキップされたり、最後まで視聴されなかったりすることが多々あります。
一方、TVer・ABEMA・DAZNは、テレビ番組やスポーツ中継、オリジナルコンテンツをじっくり視聴するユーザーが多いため、広告の視認性が高く、訴求力が強まるのが特徴です。
②広告がスキップされず、ブランドメッセージが伝わりやすい
YouTubeやSNSではスキップ可能な広告が多く、視聴者が広告を最後まで見るケースは限られています。
しかし、TVer・ABEMA・DAZNではスキップ不可の広告フォーマットが主流であり、視聴者に確実に広告を届けることができるため、ブランドのメッセージがより浸透しやすいのです。
③高精度なターゲティングが可能
TVer・ABEMA・DAZNでは、「どの番組に関心があるか」という視聴データはもちろんですが、インターネット上での行動履歴と掛け合わせてターゲティングができるため、興味関心が高い視聴者にピンポイントで広告を配信することができます。
例えば、函館に観光で訪れそうな人に向けて、ホテルや体験施設の動画広告を配信することができます。
これにより、興味関心が高い視聴者にピンポイントで広告を配信できるため、無駄な広告配信を削減し、より高い広告効果を期待できます。
④スマートテレビの普及で、テレビの大画面で広告が視聴される
スマートテレビの普及により、TVer・ABEMA・DAZNの視聴がPCやスマホだけでなく、テレビの大画面で行われる機会が増えています。
リビングで家族と一緒に動画を視聴する際に広告が流れるため、より高い認知効果を得ることができます。
テレビ視聴データを活用した最先端ターゲティングへ進化!

従来のテレビCMは、一方的に情報を発信するマス広告としての役割を担っていました。
しかし、近年ではデジタル技術の発展により、テレビ視聴データを活用したターゲティング広告が可能になっています。
例えば、ある番組を視聴したユーザーに対して、その番組の関連商品やサービスの広告をWebやSNS上で再度表示することで、購買意欲を高めることができます。
特定の「テレビ番組」を見た人へ広告配信が可能
現在、ほとんどのテレビがコネクテッドTV(CTV)といって、インターネット回線に接続されたテレビ端末になっています。
テレビでYouTubeやNetflixを見ている人も多いですよね。
その利便性を活用し、テレビ視聴データから広告配信ターゲットを設定することが可能です。
例:テレビで王様のブランチや夕方の情報番組を見た人に配信
イベント告知の広告配信に、お出かけ好きやファミリー(主婦層含む)向けのターゲティングとして、土曜日の午前中~お昼の時間帯に放送されている番組と、夕方の情報番組を視聴した人をターゲットとし、広告配信を行うことも可能です。
【ターゲティング例】
- 配信エリア:北海道
- ターゲット:お出かけ好き、ファミリー層(主婦層含む)
- 指定番組:王様のブランチ、今日ドキッ!、どさんこワイド、イチオシ!!、みんテレをテレビで視聴したユーザー
テレビに接続されているインターネットの情報からユーザーをターゲティングし、ユーザーのスマホに向けて広告配信を行います。
また、特定の「TVer広告を見た人」へバナー広告を配信することもできます。
特定の「TVer広告」を見た人へ広告配信が可能
TVerで番組を視聴中に流れる特定のTVer広告を見た人へ、Web上で広告配信を行うことが可能です。
その一例をご紹介します。
例:企業紹介のTVer広告を見た人に配信
リクルート施策として、TVer広告で企業紹介の動画広告を配信し、その動画広告を視聴した人に向けて、Web上で求人情報のバナー広告を配信することが可能です。
TVerでA社の企業紹介の動画広告を視聴
↓
その人のスマホにA社の求人募集のバナー広告を配信
最大のメリットは、視聴履歴を基にすることで、関連広告を形を変えて出し分けられることです。
形を変えることで広告疲れを防ぐことができ、嫌悪感なく広告を受け入れてもらうことができます。
リアルタイム配信の強みを持つABEMAとDAZN
ABEMAやDAZNでは、リアルタイムでスポーツやニュースを視聴しているユーザーに向けて、興味関心に応じた広告を配信することが可能です。
これにより、単なるテレビCMだけでなく、その後のデジタル広告との連携が強化され、より高い広告効果を実現できるようになりました。
最も注目してほしいのはTVer
TVerは特に注目されているサービスの一つで、テレビ番組の見逃し配信を中心とした動画配信プラットフォームです。
テレビ局自体が、テレビ番組の指標に従来の「視聴率だけ」ではなく、TVerの再生回数やお気に入り登録者数といったデジタルデータを活用する方向にシフトしています。
そのため、テレビ番組が「見逃し配信はTVerへ」とTVerの宣伝をしていることもあり、今後もTVerのユーザー数は安定し続けると予想されています。
TVerを活用したデータドリブン広告の可能性
特にTVerのようなテレビ番組と連携した広告は、視聴者の関心に基づいたターゲティングが可能であり、高い広告効果を期待できます。
さらに、テレビ視聴データを活用した広告配信により、よりピンポイントで適切なユーザーにアプローチすることができます。
動画広告の料金
TVer、ABEMA、DAZNへの広告配信は、最低出稿金額が設定されています。
最低出稿金額:広告費 110,000円(税込)/月~
また、広告費の他に諸経費がかかります。
初期設定費用(初回のみ):33,000円(税込)~
管理費(月額):広告費の20% ※下限22,000円(税込)
動画制作費(新規制作が必要な場合のみ):55,000円(税込)~
まとめ:今こそ、最適な配信戦略で広告の成果を最大化!
動画広告の世界は日々進化しており、単に映像を制作して配信するだけではなく、「どのプラットフォームで配信するか」が重要なポイントになっています。
YouTubeやSNSだけでなく、TVerやABEMA、DAZNといった動画配信サービスを活用することで、ターゲット層に応じたより効果的な広告展開が可能になります。
今後の広告戦略を考える上で、最適な配信プラットフォームの選定が成功のカギとなります。
ターゲットに合った動画配信サービスを活用し、効果的な広告戦略を実施することで、ブランド認知の向上や売上増加を実現しましょう。
最後に
この「函館ホームぺージ制作の相談窓口」も動画広告のご相談を受け付けております。
動画広告はハードルが高いと思われがちですが、静止画のバナー広告と流れはほとんど同じです。
ご相談から広告配信までトータルでサポートいたしますので、初めての方も安心してご相談くださいませ。
動画広告は、函館市・北斗市・七飯町及び道南エリアはもちろん、日本全国どのエリアからもご依頼いただけます。
まずはお気軽にご相談いただければ幸いです。