ホームページを公開してから数年経過すると、「そろそろリニューアルした方がいいのかな」と悩むことも少なくありません。
ホームページをとりまくウェブの技術やデザインは日々進化してるため、どんなホームページでも時間とともにリニューアルのタイミングが訪れます。
この記事では、ホームページをリニューアルする目的や適切なタイミング、失敗例、成功事例までをまとめてご紹介します。
ホームページのリニューアルについて気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ホームページリニューアルの目的
まずは「なぜホームページをリニューアルしたいか」を明確にしましょう。
何となく「古いから」や「まわりがリニューアルしたから」などといって目的が曖昧なままリニューアルをしてしまうと、逆に検索で表示されなくなったり、お問い合わせが減ったなどのマイナスの影響がおきてしまう場合があります。
ではどんな目的を持ってホームページリニューアルを行えばいいのでしょうか。
実際にリニューアルのご相談をいただく中で、特に多い目的はこの3つです。
- デザインを変更いしたい
- お知らせやブログの機能を追加したい
- 新事業が増えたので情報を追加したい
それぞれの具体的な内容をご紹介します。
1.デザインを変更したい
イメージの刷新や企業ブランドの強化など、見た目のデザイン変更を目的としています。
ホームページにも大まかなトレンドがあり、画面サイズや閲覧するデバイスの進化などによっても、他のホームページに比べると古さを感じてしまう場合があります。
わかりやすいのはスマートフォンから見たときの表示です。
スマートフォンが登場する以前につくられたホームページは、PCからの閲覧のみを考えてデザインされていたため、スマートフォンに最適化されていません。
スマートフォンで見ると、PC画面で見たホームページがそのままギュッと縮小されて表示されます。
今の時代、業種によっては9割がスマートフォンからのアクセスなので、デザイン変更を目的としたホームぺージリニューアルはとても多いです。
2.お知らせやブログの機能を追加したい
ホームページを運用する際の使い勝手を改善させることを目的としたリニューアルです。
ホームページにお知らせやブログといった更新機能が無いと、何かをお知らせしたい時は、その都度ホームページ管理会社に更新を依頼しなければなりません。
管理会社によっては更新作業に数日かかることもあるため、タイムリーな情報発信ができず、機会損失に繋がってしまう場合があります。
ホームページの重要性が増してきている現在は、タイムリーなホームページ運用を行うためにホームページをリニューアルされる方が増えています。
3.新事業が増えたので内容を大幅に追加したい
ホームページに新しい事業やサービスを追加することを目的としたリニューアルです。
「リニューアルしなくても、新事業や新サービスの内容だけ追加すればよいのでは?」
と思われるかもしれませんが、現状の事業内容の延長線上に追加する事業であれば、確かにページの追加や改修で対応できます。
しかし、全く新しいジャンルの事業やサービスを追加する場合、ホームページ全体の構成や導線の見直しが必要になります。
ホームページはよく「住宅」に例えられますが、その場しのぎで増築を重ねると、全体の導線やバランスが崩れ、使い勝手が悪くなってしまうのは容易に想像できます。
実際に、「ページの追加や改修で対応してきたけれど、バラバラでわかりにくくなってしまったのでリニューアルしたい」という相談も多くいただいております。
ホームページリニューアルのタイミング
ここまで、ホームページをリニューアルする目的について説明いたしました。
では、今あなたが持っているホームページは、その目的を果たしているでしょうか?
目的を果たしていない時と、目的が変わってきた時が、ホームページをリニューアルするタイミングです。
ここからは、ホームページをリニューアルする具体的なタイミングをご紹介します。
使い勝手が悪くデザインが古いと感じた時
ホームページリニューアルで一番多いご相談がデザインの変更です。
同業者がホームページを新しく公開したりリニューアルした場合、自社のホームページと見比べると見劣りしてしまい、リニューアルを考え始めたという方がとても多いです。
また、函館はホームページのスマートフォン対応をし始めたのは2017年頃~が多いため、それ以前に制作したホームページをそのまま公開している場合は、リニューアルが必要なことが多いでしょう。
- 2017年以前に制作したホームページは要確認!
更新性が悪く運用しずらいと感じたとき
ホームページを更新する際、スムーズにいかない場合もリニューアルのタイミングかもしれません。
例えば、文字や画像の差替えをお願いしただけで、反映まで1ヶ月もかかったり、修正費用に数万円かかったりという話もよく聞きます。
「更新の度にこんなに時間やお金がかかるなら…」と、更新しなくなってしまうのは当たり前ですよね。
また、自分で更新できるようにシステムを組んでもらっていても、使い勝手が悪くて細かい調整ができなかったり、社内の担当者が変わって使い方が分からなくなってしまったなんてことも実際にあります。
ホームページは情報を更新して運用する必要があるため、更新性や運用性が気になる場合は、リニューアルを検討してみましょう。
- 更新がおっくうになっていたら要注意!
ホームページからのお問い合わせ等が減った時
ホームページを公開した当初はホームページからお問い合わせや申し込みがきていたが、最近は全然こない、、、ということはありませんか?
ホームページからお問い合わせや申し込みなどが減ってしまう要因は様々です。
- ホームページのアクセス数自体が減った
- ホームページが古い情報ばかりになり、信頼性を失ってしまった
- ホームページの情報量増加によって導線が複雑になった
- 競合他社がホームページに力を入れ、ユーザーが流れてしまった
他にも詳しく分析すると見えてくる要因がたくさんあります。
ホームページからのお問い合わせや申し込みは、企業にとって売上に繋がるチャンスです。
せっかくホームページを持っていても、うまく活用できていないと意味がありません。
ホームページからお問い合わせや申し込みが減ってきたときは、リニューアルを検討してみましょう。
【失敗例】リニューアルのよくある失敗
ホームページは、よかれと思ってリニューアルしたのに裏目に出てしまうこともあります。
ここからは、実際に身近であった失敗例をご紹介します。
制作会社選びを間違ってしまった
ホームページのリニューアルを考えたとき、重要なのは制作会社選びです。
今あるホームページを制作した会社や、知人からの紹介、インターネットで検索して探すなど、選択肢が多く迷ってしまいますよね。
それぞれの特徴や、失敗しないための注意点をまとめました。
不満を持ったままホームページを制作した会社に依頼した
ホームページリニューアルをする時に、まず最初に思い浮かぶのは今のホームページを制作した会社ですよね。
その会社の対応に不満が無く、これから先何年も二人三脚で運用を行っていくパートナーとして信頼できるなら、ぜひリニューアルを相談してみましょう。
しかし、もしその会社の対応に不満があったり、いまいち信頼できない…という場合は、「ホームぺージをつくってもらったから」という理由だけでリニューアルもお願いするのはやめましょう。
特にこの2点は要注意です。
- こちらの意図が伝わらない
- 上から目線で親身になってくれない
「お互いの気持ちが込もったホームページ」をつくることは難しく、表面上だけキレイに整ったホームページが出来上がってしまうことがほとんどです。
そうなるとホームページからのお問い合わせや申し込みなどの目標達成が難しく、リニューアルした意味が無くなってしまいます。
実際に、「ホームページリニューアルしたけれど効果が無いから、更にリニューアルをしたい」という相談をされる方もいらっしゃいます。
ホームページの制作実績が少ないデザイン重視の会社
ホームページのリニューアル目的がデザイン変更の場合は、「見た目」というわかりやすい部分で他社と差別化を図ることができるため、デザインを重視したホームページ制作ができる会社を探したくなりますよね。
この場合に注意が必要なのは、紙媒体のデザイン実績だけではなく、ホームページデザインの知識や実績が豊富かどうかです。
ホームページにはUI(ユーザーインターフェイス)デザインという考え方があります。
例えば、
- 文字サイズはこのくらい
- メニュー項目は何個までが望ましい
- リンクボタンの高さはスマホでタップするために最低このサイズが必要
といった細かい内容から、ホームページの離脱率を下げて成約率を上げるためにはどんな導線でどんな効果をもたらすデザインにすればよいか、といった全ページにわたる情報設計が重要になります。
せっかくリニューアルしても、見てほしいページが見てもらえなかったり、お問い合わせしにくかったりと、ぱっと見はオシャレだけど、実際にユーザーとして使ってみると使いにくいホームページになってしまったなんてことは本当によくあります。
システム構築が得意な「システム重視>>>デザイン性」の会社
システム開発を絡めたホームページにしたい場合、例えば、顧客管理システムなどの外部システムとホームページを連動させる場合などは、システム構築の知識やノウハウが必要となります。
システム系の会社にリニューアルの相談をする場合は、ホームページ制作実績を見てデザインの方向性が合っているかを確認してください。
- 自社とテイストが合っているか
- デザイン的な感覚に共通する部分はあるか
を特に意識して見ましょう。
システムを重視すると、仕様上どうしてもデザインが思うようにできないことがあります。
そうとは知らずにシステム系の会社に依頼してホームページリニューアルを行ったら、思っていたよりもデザイン性が低いホームページになってしまったという方が実際にいらっしゃいました。
システム系の会社の中にはデザイン性も兼ね備えている会社がたくさんありますので、相談時に必ず確認することをおすすめします。
コスト重視でとにかく安い制作会社
ホームページリニューアルにはお金がかかります。
限られた予算の中でリニューアルを行うため、コストを重視するのは当然です。
この場合に注意が必要なのが、最終的な料金が果たしてコスト重視になるのか、という点です。
- 最初の提示価格は5万円だったのに、最終的に30万円近くかかってしまった。
- 制作費用は安かったが、月額保守管理費が数万円で2年縛りだった。
ということが実際にありました。
コスト重視の制作会社に相談する場合は、最終的なリニューアル制作費と保守管理費も忘れずに確認しましょう。
リニューアルの目的が不明確
この記事の最初で詳しくご紹介しましたが、ホームページリニューアルを成功させるには、目的が重要です。
目的が明確でないと、せっかくリニューアルしても意味が無くなってしまいます。
例えば、「今のホームページの内容はそのままで、デザインだけ新しくしたい」というご相談をよくいただきます。
しかし、よくよく話を聞いてみると「今の古いデザインだと採用に繋がらない」などという課題が見つかることがほとんどです。
この場合のホームページリニューアルの目的は「デザイン変更」ではなく「採用強化」です。
目的が違えばホームページのデザイン設計や情報設計がガラリと変わります。
ホームページリニューアルを検討しているなら、リニューアルの目的をもう少し深掘りして考えてみましょう。
それでも「よくわからないな…」という方は、制作会社に相談すると、一緒に深掘りしてくれるでしょう。きっと課題が見つかります。
【成功例】リニューアルの成功例
ここからは、弊社が実際にホームページリニューアルを行って成果があった事例を一部ご紹介します。
函館協会病院 様
社会福祉法人 北海道社会事業協会 函館病院(函館協会病院) 様
https://hakodatekyokaihp.com/
函館協会病院様のホームページを2021年にリニューアルいたしました。
リニューアル前は、総合病院ならではの膨大な情報が複雑に乱立されており、必要な情報を探すのに時間がかかっていました。
情報設計の見直しを目的としたリニューアル後は、複雑化した導線をシンプルにし、情報への入り口を増やして必要な情報へスムーズに辿り着けるようになりました。
お知らせやメインビジュアルの運用性も高め、院内の担当者様が感染症や予防接種の最新情報をタイムリーに掲載できるようにいたしました。
また、採用強化を目的とし、看護部のホームページを別に制作いたしました。
新たに看護師を目指す方への教育体制や先輩インタビュー、潜在看護師やキャリアアップを目指す方へや福利厚生など、ホームページのターゲットに対して十分な情報提供を行っています。
掲載写真や採用に関する内容など、ホームページ全体に対して細かく更新を重ねており、継続的に運用をされています。
ホームページを公開後は、見学者やメールでの応募数も増えたと嬉しいお言葉をいただきました。
函館市縄文文化交流センター 様
函館市縄文文化交流センター 様
http://www.hjcc.jp/
函館市縄文文化交流センター様のホームページを2023年にリニューアルいたしました。
リニューアル前は、情報が増える度にコンテンツの追加を重ねていたため、情報が埋もれてしまっていました。
スマートフォン対応もされていませんでした。
情報発信を目的としたリニューアル後は、サムネイル付のお知らせ欄を頻繁に更新し、上手く活用していただいています。
また、今までは情報発信が不十分だった遺跡見学のデジタルコンテンツが周知され、魅力的なコンテンツが好評だとメディアにも取り上げられました。
ホームページから充分に情報発信をすることで、来場者増加へ繋げることができました。
アークジョイン株式会社 様
アークジョイン株式会社 様
https://arc-join.com/
アークジョイン様のホームページを2022年にリニューアルいたしました。
リニューアルの最大の目的は、社名変更に伴う企業イメージの刷新でした。
可愛らしいキリンのキャラクターをポイントにし、やわらかいイメージを意識して全体をデザインいたしました。
複雑だった事業内容を4つに分け、BtoB向けに実績一覧のコンテンツを追加するなど、情報設計の見直しも同時に行いました。
ホームページのイメージを刷新したことで採用の強化にも繋がり、新卒の応募者が増えたという効果もありました。
まとめ
ここまで、ホームページリニューアルの目的やタイミング、失敗例と成功例をご紹介いたしました。
ホームページのリニューアルで大切なのは2つです。
- 目的を明確にすること
- 最適な制作会社を選ぶこと
ホームページリニューアルは決して簡単なことではありませんが、適切なタイミングを見極め、成功事例を参考にすることで、売上に繋がるホームページへ改善することができます。
ホームページリニューアルを検討されている方は、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。
最後に
このホームページ「函館ホームページ制作の相談窓口」でもホームページリニューアルを承っております。
函館市・北斗市・七飯町及び道南エリアはもちろん、日本全国どのエリアからもご依頼いただけます。
ホームページリニューアルの目的に応じて、どんな施策を行えば効果的かをご提案いたします。
まずはお気軽にご相談ください。